築年数が古いマンションに多く見られるのが、構造躯体であるコンクリートに直接カーペットやクロス等を貼って居住空間としている「直床」「直天井」の造り。配線や配管を隠すスペースがないので設備の移動がしづらい造りです。

これに対し、構造躯体の内側に新たに床や天井を組んだ造りが「二重床」、「二重天井」で、天井裏や床下は電気配線や給排水の配管スペースとなっています。この空間に余裕があると、水回りの移動や床段差の解消(バリアフリー)、照明器具の移動や変更がしやすくなります。

リフォームの自由度やコストを左右する重要なポイントですが、素人ではなかなか判断しにくい部分なので、購入前にリフォーム業者や設計事務所に現場や施工図(管理事務所で保管されています)を見てもらうとよいでしょう。