設立の目的

マンションリフォーム推進協議会は、どういう狙いで作られたのか

1. 平成4年、この協議会が設立された背景は・・・

  • マンションのストックが増えたこと
  • 居住者に定住化の傾向が強まったこと
  • 住生活の充実が求められようになったこと

等によって、マンションリフォ-ムの需要が拡大し、将来はさらに伸びる状況になって来た事があげられます。

マンションリフォーム推進協議会は平成23年2月一般社団法人に移行しています。

2. この需要動向にスム-ズに対応するためには・・・

  • 戸建て住宅と異なるマンションに固有の課題への取組み
  • リフォーム業界の体制の整備と充実を図ること

この2つの施策の必要性が関係者に痛感され、これの推進を図るため、平成4年4月、国土交通省と公益財団法人住宅リフォ-ム・紛争処理支援センタ-のご支援をいただいて当協議会が設立されました。

現在、会員数は約100社。その業種は、リフォ-ム会社、ハウスメ-カ-、ゼネコン、デベロッパ-、設計事務所、マンション管理会社、住宅流通会社、住宅設備機器メ-カ-等、マンションリフォ-ムにかかわる業種全体に及んでいます。

3. 目的

本会は、マンションリフォームに関する技術的な諸問題、業界体制の諸問題及び法制度上の諸問題等について研究協議するとともにその解決策を総合的に推進し、良質かつ適切なマンションリフォームの促進及び関連業界の健全な発展を図り、もって国民の生活水準の向上と良質な住宅ストックの形成に寄与することを目的とする。

倫理綱領

「マンションリフォーム推進協議会倫理綱領」制定について

当推進協議会と参加会員企業が他の団体に先駆け「倫理綱領」を制定し、遵守することで、優良かつ信頼される企業の集まっている団体であることを宣言いたします。

マンションリフォーム推進協議会 倫理綱領

マンションは今後ますます、我が国の都市住宅として定着していくものであり、市街地の美しい街並み、景観等を形成する重要な要素でもある。マンションリフォーム推進協議会はこのようなマンションのリフォームに関する制度上の諸問題、技術的な諸課題等について調査・研究・協議するとともにその解決に努め、マンションリフォ-ムの質の向上が図られる様、誠実な諸活動を推進する。

会員は以下に定める「マンションリフォーム推進協議会 倫理綱領」を遵守し、専有部分に於いては顧客の住まいの夢を実現し、共用部分に於いては改修等によるマンションの機能維持・向上に努め、いつまでも居心地良く住み続けられるマンションリフォームを実現させるものとする。

  1. 顧客の満足
    一層多様化した要求や、適正なライフサイクルコストによるマンションの機能維持を求める顧客ニーズに応え、適切なアドバイスの提供を行なうとともに、様々なライフスタイルへの対応や資産価値を高め、顧客の満足と信頼をいただける様に努める。
  2. 情報の開示
    顧客が適切に判断できる様、常に新しい情報を入手するとともに正確な情報の開示・提供を行なう様に努める。
  3. 見積り、契約等
    見積書、契約書等を取り交わすことはもとより、その内容を明確にし十分説明の上、顧客に誤解を与えることのない様に努める。
  4. 工事に際しての配慮
    「マンション管理規約、同細則等」を遵守し、工事等に伴なうトラブルを未然に防止する様に努める。又、他の居住者、外来者に対して迷惑をかけず、資材の搬入条件も考慮の上、建物の安全と品質を保持し、効率良く作業を進める様に努める。
  5. クレーム等の対応
    クレーム、瑕疵等は迅速・誠実に対応する様に努める。
    又、必要に応じて「住宅紛争処理支援センター」の相談等による早期問題解決を図る様に努める。
  6. モラルの向上
    関係法令を十分理解し遵守をし、高い品性と見識を磨き誠実な行動に努める。
  7. 技術・技能の研鑚
    顧客に満足と信頼をいただける様、日頃から専門知識の修得をし技術の研鑚に努める。
  8. 環境に配慮
    顧客の理解と協力を得て、省資源・省エネルギー・リサイクルの推進・廃棄物の適正処理等により、地球環境に配慮した事業展開に努める。

※なお、この「マンションリフォーム推進協議会倫理綱領」は「住宅リフォーム推進協議会住宅リフォーム事業者倫理憲章」を遵守している。

※一般社団法人マンションリフォーム推進協議会はこの倫理綱領を承継しています。