今回のプランニングで特に重視した、「家族が自然と集い、会話がはずむ家」という点について、私たちがご提案したアイディアは、「象徴としての壁」という考え方です。
普段ご家族が集まりやすい、リビングのTVスペースにアイランド型の壁を設けて、その裏側にカウンターテーブルを配するというものです。子供たちはそのカウンターで勉強をしたり、またわからないことがあればリビングにいるご両親に聞きにいったりもできる。あるいはご両親がそこでPCをしたり、読書をしたりしている時も、常に気配を感じることができるという利点があります。
コメント&データ Comments & data
施主コメントリフォームの目的と要望
キッチンやダイニングには毎日明る日差しが差し込み、休日の昼間には海を眺めながらリビングでくつろぐ。
家族の気配を感じるリビングの裏のカウンターでは子供たちがお勉強をしたり、時にはご夫婦が仕事をこなしたり…自然と家族が集い、思い思いのことをしながらも、気配を感じながらつながっている。
このようなご提案にご好評をいただき、今回のリノベーションは進んでいきました。
施工会社コメントプランのポイント、工夫した点
広く開放的なリビング、そしてオープンなキッチン。これがゾーニング上の一番大きな変更点となります。
特にキッチンのレイアウトを変更するためには、部分的に床を上げる必要がありました。広い延べ床面積だったこともあり、スケルトンでリノベーションする部分、既存のゾーニングを活かしながらリノベーションをする部分、というようにメリハリをつけてコスト面の調整を図ることもご提案しました。
結果的には、和室・リビングダイニング・キッチンをスケルトンで、それ以外は既存のゾーニングを活かす、ハイブリッド型のリノベーションとなりました。
BEFORE
AFTER
DATA