受験勉強で「知識の整理」ができた ~ マンションリフォームマネジャー試験合格者インタビュー
三井デザインテック(株) (旧三井不動産リフォーム(株))
田澤元広さん
平成6年に三井デザインテックに入社。その後、会社の組織変更等により、「三井ホームリモデリング」「三井不動産リフォーム」と名称は変わるが、池袋、川越、新宿の営業所で一貫してリフォームの営業畑を歩く。「三井のリフォーム」では、複雑化・大型化していくリフォームに対応するため、設計担当のリフォームプランナー、施工担当のコンストラクションエンジニア、そして全体を統括するプロジェクトマネジャーから成るプロジェクトチームで取り組んでいるが、田澤さんは、そのプロジェクトマネジャーとして全体を統括する立場にある。
所属する東京北営業所では、都会に多い店舗と住居が混在したビルや戸建住宅のリフォームと、マンションのリフォームが半々。昨年、平成23年度にマンションリフォームマネジャー資格を取得した田澤さんに、受験対策等について話していただきました。
生半可な知識を整理する契機になった受験
マンションリフォームマネジャーは当社の推薦資格で、私も以前から受験を考えていましたが、横着にも昨年までは受験を敬遠してきました。ですが、今では、もう少し早く資格を取得しておけばよかったと、少し後悔することもあります。というのも、これまでは建物の維持管理等、十分に法律を理解することなく思い込みで対応していたこともありましたが、受験勉強を通して少しは体系的に知識を整理することができ、お客様にも自信を持って説明できるようになったからです。
当社では、受験者を対象とした講習会があり、「マンションリフォーム実務者必携」等をテキストに、試験の傾向と対策をレクチャーしてくれました。「設計・製図」にどう対応すればよいのか心配でしたが、設計・製図のポイントをしっかりと教えてもらい、これで少し自信がつきました。この講習会で学んだことを、直前の1ヵ月間に復習し、お蔭さまで、何とか合格することができました。やはり、試験対策用の講習会でポイントを学ぶことの必要性を痛感しております。
仕事に役立つ知識が培養できた
中古マンションを購入してリフォームをするお客様も多く、また、古いマンションでは全面リフォームをする方も増えています。低価格帯の工事では、競合他社に取られてしまうことが少なくありませんが、1,200、1300万円規模になれば当社が優位に立つことができます。通常、お客様との打ち合わせには設計を担当するリフォームプランナーと同行しますが、古いマンションでは、マンションの構造を十分把握していないと、適切な価格提示ができません。また、営業マンが契約から工事まで担当し、リフォームプランナーが関わらない物件もあります。このような時、マンションリフォームマネジャーの受験勉強で学んだことが役立っており、自信を持って価格提示ができます。
思い込みや自前の知識だけでリフォームに対応していることがありましたが、マンションリフォームについて、しっかりと体系づけて勉強すれば知識の整理ができます。私にとってマンションリフォームマネジャー資格取得に向けて勉強したことは、資格を取ったことだけでなく、仕事に役立つ様々な知識を与えてくれたといえます。