目的と効果

高経年マンションにおいては、入居者の高齢化が進み、エントランス部分におけるバリアフリー化が欠かせない状況になっている。
また、高齢者に限らず、ベビーカーの通行等における、段差解消もバリアフリー化に必要な項目の一つである。

改修項目

スロープ設置 車椅子対応のスロープは、法的な観点で勾配をゆるやかにしなくてはいけない為、長い距離が必要な場合がある。
段差の解消 段差解消を階段状にせずにスロープ状にすることにより、高齢者が使うキャリーバックやベビーカー等の車輪が付いているものが通行しやすくなる。
手すりの設置 階段部分をスロープ状に出来ない場合は、手すりを設置をする。

ポイント

居住者の不満な情報を収集し、効果的な解決策を検討し実施していく。

必ずしも車椅子対応にしなければいけないわけではなく、スロープ状にすることは段差を解消する手段として有効である。

スペースの状況により臨機応変に工事内容を決めていく必要がある。

車椅子対応

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勾配が1/12の場合

高さ 長さ
60㎝ 7.2m
1m 12m

1/12勾配の自走式車椅子対応スロープは高低差がある場合は長くなる。

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改修後の事例

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エントランスに向かって階段わきに勾配が自由なスロープを設置
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階段わきに手すりを設置